名所食べ歩き#004

【調布】深大寺と深大寺そば

調布市の北部に位置する深大寺。
開創(かいそう)は奈良時代前期で東京都内でも浅草寺に次いで歴史のある寺です。その立地が特徴的で国分寺崖線(こくぶんじがいせん)を背にするように建っています。多摩川が長い年月をかけて台地を削り出したその崖線には各所に湧水源があり、下流の人々に水の恵みを与えてきました。水を求めて集まった人々の間に水神信仰が生まれ、仏教の伝来とともにこの場所を霊場として崇(あが)め建立されたのが深大寺の開創と言われています。

そんな水にまつわる深大寺の名物が「深大寺そば」です。
江戸時代、米の生産に向かない深大寺周辺の土地で小作人は代わりに蕎麦(そば)を育て、米の代わりに蕎麦粉(そばこ)を寺に納めていました。寺ではそばを打って来客をもてなしたのが、深大寺そばの始まりと伝えられています。

豊かで清らかな水で打たれ、茹でられ、晒された深大寺そばは格別の美味さです。
是非、参拝の際はご賞味あれ。

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