山葵(わさび)の話

寿司に蕎麦(そば)に必要不可欠な薬味「山葵(わさび)」。
日本のわさびの歴史は古く、わさびについて記した最古のものが1300年以上前のものであるとされています。江戸時代には既に寿司や蕎麦(そば)の薬味にわさびを使用していました。

清らかな水の流れる沢などで栽培されるイメージが強いわさびですが、わさびの全てが清流で栽培されるわけではありません。

わさびを大きく分けると、

・沢わさび・・・別名「水わさび」。栽培には綺麗で豊富な水を必要とし、温度管理が難しく太陽光にも弱い。主に食べられる地下茎の部分が大きく育つ。

・畑わさび・・・別名「陸わさび」。別の植物ではなく、沢わさびの栽培方法を変えたもの。水分の多い畑で栽培し、温度管理や湿度管理は必要なものの、大量の水を必要としないので比較的栽培が容易。沢わさびに比べると地下茎の部分がそれほど大きくはならない。

・西洋わさび・・・別名「山わさび」。西洋ではホースラディッシュとも呼ばれる。畑で栽培し、栽培はかなり容易。地下茎ではなく根の部分を食する。おろしたものを肉に添えて食べるのが定番。チューブの練りわさびはこの西洋わさびが主原料。

わさびのイメージとしては沢わさびが一番近く、実際に一番身近なのが西洋わさびといったところでしょうか。