食のことわざ #006

秋茄子(あきなす)は嫁に食わすな

意味1「憎らしい嫁に美味しい茄子を食べさせるのはもったいない」
意味2「秋茄子は体を冷やすので大事な嫁に食べさせてはいけない」
意味3「秋茄子は種が少ないので子種ができなくなるという迷信から食べさせてはいけない」

一般的に使われる“意味1”は嫁に対する姑のいびり文句であるが、なんともひどい姑である。

きっと“意味2”と“意味3”も本来の意味であろう“意味1”を悟られないためのカモフラージュの意味に違いない。

ちなみに、なぜ夏が旬である茄子がわざわざ“秋茄子”と呼ばれて別格に扱われるのか。

お盆の時期を過ぎ、朝晩に秋の気配を感じる夏の終わり、日中の残暑との気温差によって実が締まり、より茄子が美味しくなるというのだ。

さらに、身体を冷やす効果の高い夏野菜の中でも、90%以上が水分でできている茄子は、特に解熱効果が高く、暑い日にはちょうどいいのである。

いじわるな姑のせいでかわいいお嫁さんが実の締まった美味しい秋茄子を食べられないなんて不憫すぎる!

こうなったら仕方がない。

“秋茄子を食べたことは姑にバレるな”